• ローソク 打敷 鶴亀
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    ローソクは、どうしてつけるのですか。

    便宜的には、仏壇が暗いからとも言えますが、我々の智慧のないくらい生活に、仏から明かりを下されていると、受けるのが良いでしょう。
    ただ、古来日本にはロウソクが少なく、灯明と言えば、輪灯が使われていたとも言われます。

    では、ローソクは、いつどのように灯せばよいでしょうか。

    真宗では、お勤めの前にあげます。
    日常のお勤めでは、古来から蝋が少なかった名残でしょうか、あげる必要はありません。普段は、木蝋でよいでしょう。
    法事に際して、通常は、朱蝋燭を用います。法事とは、月参り・年忌・祥月・報恩講・内仏の移動などを示します。
    また、中陰中は、白蝋燭を使います。これは、法事の中でも特例ですが、寺院によっては、月参りなどを白蝋燭するように奨励するところもあります。
    各寺院に従って下さい。

    打敷は、仏壇の上の卓(上卓)と前卓に付けますが、どういった意味がありますか。

    打敷は、そもそも尊い人が説法するために、敬いをこめて敷いたのが始りといわれます。
    仏弟子の間では、お釈迦様に説法を賜る時に、敷物を敷いたそうです。
    ですから、その伝統をくむ真宗でも、阿弥陀仏のすぐ下(上卓)には、敬いをこめて、敷物(打敷)をすると考えられます。
    時に、僧侶の読経に際しての敷物にもなります。
    また、打敷は、多くの場合、きらびやかに作られていて、悉皆金色の浄土の世界を醸し出す意味もあると考えられます。
    ですから、前卓にも同様に打敷をつけます。
    しかし、所によっては、この前卓は、かつて、死人の遺物を敷物にした伝統も加味されているともされます。

    打敷は、いつ掛ければ良いですか。

    月参りを含む通常のお勤めでは、打敷は必要ありません。
    打敷は、祥月命日や年忌、報恩講や仏壇の移転(おわたまいし)などの法要に用います。
    その際、卓圍があれば用います。打敷が一層華やかになります。

    仏具で鶴亀を使いますが、それは、どうしてですか。

    通俗的には、鶴は千年亀は万年と長寿の印として貴ばれています。
    お祝いの席には、鶴や亀は欠かせない存在になっています。
    真宗においても、この長寿の意味で仏具を使っているわけですが、我々の長寿を願うためにあるのではありません。
    あくまでも、仏の命が無量(無量壽)であることをしめすといいます。
    ですから、無量に生き続ける仏の心を、どのように受けるのかと、訴え続けているのが鶴亀といえると思います。
    また、一説には、一対の鶴が、阿吽の呼吸(生まれてくる時は阿と、亡くなるときは吽という)で、人の一生を見据えているとも言われています。

    では、仏心をどのように受けるのですか。

    これは、一休さんの話が有名です。
    ある時、生きている中に仏法は聞くのものだとされるがどうですかと尋ねられると、一休さんは、 「亀は、堅い甲羅を背負い、腹には、石の板を付けている。それでも、ちょっとでも恐ろしいものにあえば、手向かいはしないぞ。亀の作戦は、ただ、手を隠し、足を隠し、頭を隠して尾を隠す。いわゆる無抵抗主義なのだ。だから、亀は、万年も生きるのだ。お前も、つべこべ、頭や手を出さず、一つのことに専念しろ。」との仰せを残しています。
    誠に疑いの多い私たちですが、真摯に、この亀の生き方に目を向けてみても良いのではないでしょうか。

    鶴亀の飾り方を教えて下さい。

    上図のように、卓の上に花瓶と対で飾ります。花瓶と鶴亀に香炉を加えて、三具足と言います。
    この三具足で、通常のお勤めは事足ります。
    ただし、報恩講と年忌、お仏壇のお祥入れとお祥抜きには、鶴亀一対と花瓶一対、それに香炉を足して、五具足で荘厳します。
    もちろん、この時には、打敷などもして、最高の荘厳になります。